長い名前に惹かれる
人は何故長い名前に惹かれるのだろう。
世界史に古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスという人物が登場する。
めちゃくちゃ長い名前だが長い名前だからこそ覚えられるのだろうか、世界史のテストでのクラスの正答率は悪くなかったように記憶している。
ひたすら長いものを覚えようとする人間は古今東西問わず一定数存在し、事実私もその1人である。
例えば、数の単位(一、十〜那由多、不可思議)だとか、円周率を何桁まで言えるか、スペインの巨匠、パブロ・ピカソの本名
などは典型的な対象といえるだろう。
覚えた時の達成感、他人に自慢するレパートリーを増やすため、動機は人それぞれだと思うがある種の人間の性ともいえるだろう。
昔、 友達と学校の帰りにグリコをした。(じゃんけんをしてグーで勝てばグリコ、パーで勝ったらパイナップルなど、その単語の音数だけ進めるという遊び)
普通にやるのはつまらないと思い、グーの内容をイギリスの正式名称「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」に差し替えて遊んでみた。
インフレーションの恐ろしさを実感した瞬間である。