ポケットの中の脳みそ

この前、ソフトバンクの携帯が通信障害に見舞われたようで電話が繋がらないことはもちろん、デジタルチケットを導入しているライブ公演でも支障が出たらしい。

改めてスマホに依存していると気付かされた。

思えば自分も例外ではなかった。携帯のアラームで目を覚まし、煩瑣な計算は電卓ツールで飛ばしてしまう、わからない単語はとりあえず検索、といった具合に。

自分で考えていないのに携帯があれば大体のことは解決できる。なんだか外付けのハードディスクのような気がしてくる。

頭蓋骨に収められているものはどう使えばいいのかわからないから文章を考えたり、本を読んだりしてメンテナンスだけはしておこう。

長い名前に惹かれる

人は何故長い名前に惹かれるのだろう。

世界史に古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスという人物が登場する。

めちゃくちゃ長い名前だが長い名前だからこそ覚えられるのだろうか、世界史のテストでのクラスの正答率は悪くなかったように記憶している。

ひたすら長いものを覚えようとする人間は古今東西問わず一定数存在し、事実私もその1人である。

例えば、数の単位(一、十〜那由多、不可思議)だとか、円周率を何桁まで言えるか、スペインの巨匠、パブロ・ピカソの本名

などは典型的な対象といえるだろう。

覚えた時の達成感、他人に自慢するレパートリーを増やすため、動機は人それぞれだと思うがある種の人間の性ともいえるだろう。

昔、 友達と学校の帰りにグリコをした。(じゃんけんをしてグーで勝てばグリコ、パーで勝ったらパイナップルなど、その単語の音数だけ進めるという遊び)

普通にやるのはつまらないと思い、グーの内容をイギリスの正式名称「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」に差し替えて遊んでみた。

インフレーションの恐ろしさを実感した瞬間である。

積読本

積読という言葉をご存知だろうか。

積読とは「つんでおく」と読書のドクをかけた洒落で、本を読まずに積んでおくことをいう。

私は本屋で背表紙を眺めるのが好きで、気に入ったものがあればついつい買ってしまう。読破する前に新しいのを買ってくるので次々と積読本がたまって仕様がない。

後になって読むものが多いけれど、中には1ページも読む気が起こらずに本棚に収めてあるものもあってタチが悪い。

洋服屋のマネキンに惹かれて買ってみたものの、ハンガーに掛けていると妙に気に入らず、一度も着ない服に似ている。

ブログ始めました。

将来、筆を持つ仕事に就きたいと思っているのに、今まで文をほとんど書いたことがない。

文章を作りたいと思っているのに妙な凝り性があって、中途半端なものは書く気が起こらない。

今は色々な人が残した本を読んでインプットする時期だと勝手な言い訳をして終ぞ書いてこなかった。

ブログだとそこまで拘らずに書けると思うので習作がてら書いてみようと思う。

友人が書いているものを羨ましく思ったのが大体の原因だけど。